帰宅すると、愛猫のアレックがひどいだみ声で鳴いている。
押入れの前でうずくまりジッとしている。
どうしたの?抱き上げるも、シャーと威嚇するように鳴く。
うん?おかしい。いつもと様子が違う。
歩いても左後ろ脚をケンケンするようにし、かなり痛そう。
歩くたびに悲鳴を上げる。
なんだか、固まって動かないようにも見える。
落ち着くのを待って、近くの動物病院へ行く。
レントゲン。骨には、まったく異常なし。原因が分からない。痛み止め注射。
元気は無いし、食欲もなし。水も飲まない。
異常が無いなんて、そんな馬鹿な。
数時間後、少し遠いが大きな病院へ行く。
触診。レントゲン。
馬尻症候群。
脊髄に走っている神経が、腰あたりでほそく細かくなってちょうど馬の尻尾のようになっているそう。
その神経が、老齢の為 隙間の空いてずれた骨に触って痛みがあるのではないか。
これを完治させるには、大学病院で手術する必要があり。
どうしますか?病院を紹介しますよ。手術費用は、うん十万円。
私、即答を避けたい。
一緒に行った、次女は
“紹介して下さい。一番早い初診可能な日を予約して下さい。” と間髪入れず答える。
そうだよね、この子の為に迷う必要も時間も無い。
借金したって、完治させて見せる。
やはり痛み止め注射。
3日分の痛み止め錠剤。
だが、翌朝からあの苦しみが嘘のように回復。
走り回ったり、高い所にジャンプする事は無いが、排便・排尿異常なし。
食欲満々、元気いっぱい。
それでも予約して頂いた、21日。
東京大学付属動物医療センターへ行く。
車とキャリーが大嫌いなアレックは、一番隅っこで、

More つづく













